2017年4月1日土曜日

武道放話

時間を見つけて、近所の体育館に武術の練習に行っている。
大野城市とは違い、福岡市のここでは、何をやるのかで使える部屋が決められている。
具体的に言えば、球技のコートがある部屋や、ダンベルやヨガマットが備えてある部屋では武術ができない。で、「武」関係者は皆、武道室一箇所に集められて、お互い場所を融通しあっての練習となる。

おかげで、色々な他の団体を見て、色々考えている。
人は「武道」って聞いて、どんなことを思うだろうか。
厳しい自己管理、躾、掃除、縦社会、ひょっとしたら取っ付きにくさ。・・・
女性や子供たちは、怖いと感じているかもしれない。

僕の中では、武道とは厳しい自己節制や礼儀正しさ、思いやり、そんな印象である。
だって”道”ってわざわざ言っているくらいだし。

いろんな団体と、同じ部屋で同じ時間帯に練習をしている。
たいていの団体は、練習が終わっても掃除をしないでそのまま帰っている。
こんにちは、こんばんは、お疲れ様が言えない。
そもそも話が多くて体を動かしていない。
門下生が掃除をして、他の団体に挨拶をして帰っているのに、肝心の先生様が掃除もせず、放談しながらお帰りになっているところもある。

先生方も、本業の合間にボランティア同然に指導をして、お忙しい中のご苦労ではあると思う。
とは言え、ご指導の内容が、名もない小さな地区大会で勝ち残るためのテクニックに終始していたり、なんとなくご自身のストレス発散だったり、それでは教えられる方は、礼儀も身に付かず常識も学べず、本当に厳しい練習にはなっていないから、思いやりも身に付かない。
学生の間に”段”までは取って、社会人になったら辞めてしまい、子供の頃のなんとなく良い思い出で「武道」を終わらせてしまう。”道”に至らない。
エクササイズか今風に言えばワークアウトか。

僕が求め過ぎなのか。

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