2015年7月16日木曜日

拳をみがけ!

尾下正伸氏の『最強パンチ理論』を読んでいる。
ボクシング形式のパンチ理論だ。股関節を使い、回転力を打撃力に変える打ち方が披露されている。
膝の内側を締めて若干内股に立ち、母指丘〜かかとに重心を落とす立ち方。
中国武術とは異なる技法だが、参考になることが多い。また、至近距離で数を打ち合う場合、非常に大きな武器になると思う。

今学んでいる『長拳螳螂門』は、近接戦では螳螂拳、遠距離では長拳という、古伝の武術をいいとこ取りした比較的新しい総合格闘術なのだが(合っているか?)、僕は南拳のエッセンスも入っている気がする。
基本練習では、とにかく体重を活かした重い突きを繰り返し訓練する。
足幅を広くとり、腰をぐっと落として、一発必殺の突きを磨く。
蹴り技は素朴で、華麗なハイキックやブラジリアンキックのようなトリッキーな技はでてこない(私が未熟で、教えて頂けていないだけかも知れません)。

長拳螳螂門を学び出して、5年が経つ。
当初、太極拳の教室を探してネット検索をしていた。で、本当にたまたま、「螳螂拳」の文字を見つけてしまった。
子供の頃に見た、映画『少林寺』でユエハイ氏が披露していたカッコイイ拳法がフラッシュバックした。初心者向け見学会がちょうど予定されていて、そしてそのまま入会した。
体が硬く、きつい事は苦手なので、武術は好きだけど長拳だけは絶対ないな、と思っていたのに、今じゃなんとなく旋風脚っぽいことも出来てしまう。
人間、なんとかなるものだ。

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